貧乏生活の体験談!食費ない時のデパ地下のありがたさ

一人暮らしで、貧乏生活を体験した岩田(仮名)さんが、貧乏生活の体験談を書いてくださいました。

その時の苦労が、今の強い励みになっているそうです。

目次

デパ地下で食いつなぐ

一人暮らしをしていた若いころの貧乏生活の体験談です。

会社を辞めた

20代前半の若いころのことです。

当時、田舎を出て、都会での一人暮らしを始めました。

最初は、就職してある程度の給料はあったのですが、会社で嫌なことがあって、2年で辞めました。

後先のことは、全く考えていませんでした。

『他の会社に行けばいいや。』という程度しか、考えていませんでした。

でも、世の中、そんなに甘くはありませんでした。

自分の身なりもあったのでしょうが、面接に行っても不採用ばかり。

少しあった貯金もすぐに底をつきました

バイトで一人暮らし

仕方なく、バイトで食いつなごうと思いました。

でも、バイトでは、思ったほど稼げません。

バイト代の大半が、家賃の支払いで消えていきました。

夏は、何とか過ごせても、寒い冬は光熱費がかさみます。

バイト代が入る前の通帳の残高が0円に近いことが、しょっちゅうある貧乏生活でした。

給料日が日曜日

バイト先の食堂が、従業員向けの格安なので、昼食はとても助かっていました。

でも、休みの日は困ります。

ある月の給料日が、日曜日に重なっていて、給料振り込みが月曜日になったことがありました。

財布には、ほとんどお金は入っていません。

すでに、通帳の残高は底をついています。

いや、300円ほどの残高はあるのですが、ATMではお金を出すことができません。

デパ地下で食いつなぐ

お金がないので、何もできません。

でも、何もしなくてもお腹は減ります。

昼を過ぎると、やっぱりお腹が減ってきます。

家には何も食べるものがありません。

近くのデパートの地下食品売り場に行きました。

デパ地下で食べた

  • スプーン一杯のプリン
  • 爪の先ほどのカラスミ
  • サイコロ大のフランスパン
  • 薄く切った漬物

などは、とてもおいしかったです。

でも、お腹には入っているのでしょうが、全く空腹は満たしてくれませんでした。

そんななかでも、クッキーの試食は、ちょっと食べた感じがしてうれしかったです。

1枚取るつもりが、2~3枚取ってしまったようなフリをして、足早に去っていきました。

これらで、昼ごはんと晩御飯を食いつなぐ日が、何度かありました。

正社員で就職

貧乏生活も板についてきたころ、幸いにも正社員で雇ってくれる会社がありました。

再就職しても最初の1ヵ月は、貧乏生活の極みのような生活苦でした。

しかし、お給料が入ってからは、少しずつ人間らしい生活ができるようになりました。

カップラーメンやコンビニのおにぎりは、いつでも買える状態になりました。

今では、前の貧乏生活に戻りたくないという思いが強く、自分にとっての励みになっています。

岩田さん 男性 35歳 富山県

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