43歳の主婦が、コインゲームで生活苦に陥った体験談を書いてくださいました。
コインゲームのコインを大量に購入した直後、旦那さんの緊急入院で、どん底の生活苦に陥ってしまいました。
目次
子どもとモーリーファンタジー
当時、私は43歳の専業主婦でした。
8歳の娘と5歳の息子の子育て真っ最中の主婦です。
ある年の8月下旬、お金がなくて生活苦になったことがあります。
その原因は、イーオンのモーリーファンタジーにあるコインゲームです。
子どもとはまってしまったコインゲームに、どちらかというと私が夢中になってしまいました。
期間限定のキャンペーン
モーリーファンタジーのコインは、店舗によって価格が違います。
私が行っているイーオンでは、
- 100円で15枚
- 500円で80枚
- 1,000円で300枚
というのがいつもの値段でした。
ところが、その年の8月下旬の期間限定では、1万円で1万枚のコインが買えるのです。
私にとっては、とても魅力的で、居ても立っても居られない気持ちになりました。
5万円買った
1万円分のコインは、現金でしか買えませんでした。
夏休みで、お金を使いすぎていたこともあり、現金はそんなに余裕がありません。
生活費を計算すると、コインを買う余裕はありませんでした。
でも、その時の私は、どうしてもコインを買いたかったのです。
それで、カードローンで5万円借りて、コインを5万枚買いました。
その時のうれしさと言ったらありません。
これで、しばらくの間は、モーリーファンタジーのコインゲームがやりたい放題。
これが、生活苦の始まりでした。
毎日のように、イーオンのモーリーファンタジーへ行って、子どもたちとコインゲームに没頭しました。
当然、コインはみるみる減っていきます。
キャンペーン期間が終了する前に、再度3万円分のコインを買いました。
月々の支払
いくらコインが安くても、結局は家計から8万円の支出です。
リボ払いにしましたが、月々の返済が重くのしかかってきます。
それだけでも、家計が苦しくて大変なのに、突然主人が血を吐いて入院しました。
胃潰瘍でした。
主人は、相当無理して働いてくれていたのでしょう。
主人の病状は、かなり重いものでした。
それなのに、私としたらコインゲームに夢中になっていました。
さらに、働いていない分お給料も減額になるので、もう家計は立ち行かなくなります。
あの時、コインを買わなければ。
後悔先に立たずです。
パートで働く
治療費も必要なので、私も働きに出ました。
とはいっても、43歳の専業主婦に、条件の良い就職先はありません。
でも、少しでも家計の足しにしなくてはいけません。
幸いにも、時給850円のスーパーのレジ係のパートとして、すぐに仕事に就くことができました。
1ヵ月85,000円程度のお給料です。
それでも、無いよりはずっとましです。
主人には、消化の良いものを食べてもらわないといけません。
自分の分は、食べるものも始末して、できるだけ出費を減らしました。
43円のインスタントラーメンだけで、1日過ごしたことも何度もあります。
苦しかった期間を乗り越えて、主人もようやく回復して、仕事に復帰してくれました。
3ヵ月の間に、借金はさらに15万円増えました。
でも、私も、働き続けることで、何とか返済していけます。
今では、もうコインゲームをしたいとも思いません。
いつ、何があるか分からないのが人生です。
まさかの時に備えて、蓄えは必要です。
今更ながらにして、ようやくそんなことを実感しています。
